この国旗に見覚えはないだろうか?
そう、この国旗は北アフリカ国家及びマグリブに存在するアラブ国家であるリビアの国旗である。
リビア、かつては石油による収入でアフリカ1位を長きにわたって独占し第三世界諸国の中でも最上位の富裕国に属していた国であったこの国は現在ではイラクと同程度であり、1973年のオイルショックと同程度の一人当たりGDPしかない没落国家となった。
そんなリビアの情勢において、最近興味深い情報を入手した。
なんと、1969年の革命以来消滅したリビア王国が復活するらしいのだ。
リビアの政治家といえば多くの人はあのカダフィー大佐を想像するだろう。 1969~2011もの長きにわたってリビアを統治し、リビアの全盛期も見てきた人物だ。 リビアの現代史はこの人なきには語れないだろう。
リビアの全盛期がいつかといえばそれは1973年だ。
この年はオイルショックが発生し石油価格が4倍に膨れ上がったのだが、その結果リビアの一人当たりGDPは4300程度から6400程度へと膨れ上がった。
当時のリビアは石油開発に成功していたこともあって、元からサウジアラビアや当時はイギリス領だったブルネイよりも裕福な国だったのだが、この出来事によってリビアはアフリカやアラブにとどまらず世界的にとても裕福な国へとさらに進歩した。
ただそんな繁栄を遂げたリビアに没落の時が近づいてきた。
2011年に起きたリビア内戦及び、2014年のリビア東西分裂によってこの国は完全に没落し、今やサウジアラビアやブルネイとの一人あたりGDPの差はおよそ6倍にもなった。
この王政復古によりリビアの繁栄を遂げた時代が帰ってくるのを期待するばかりである。
2024年 1月26日 江国完萬中央情報会